茨城の状況

茨城は、今回の大震災の被害状況がほとんど報道されていません。
では、災害に遭っていないのかというと、そうではありません。
宮城や福島があまりにもひどい状況なので、報道されていないだけなのです。


実家の石岡では、地震と同時に電気と水道が止まりました。
もちろん電話もつながりません。
そこで、震災後二日経った日曜日に心配になったかあちゃんが迎えに行き、両親には今日まで横浜の狭い我が家で過ごしていただきました。
実家に向かったタクシーからは、塀が壊れ瓦屋根が落下している家がたくさんあったとの話をかあちゃんから聞きました。


知り合いのサイトでは、神栖の方は津波でひどい状況だという情報が載っていました。
車が何台も乗り上げている写真も出ていました。
普通なら大きく報道で取り上げられるところでしょうが、茨城で津波が起こっていることさえ知りませんでした。


常磐線は昨日まで取手までしか運転されていませんでした。
やっと土浦まで行けるようになりましたが、石岡はまだ電車は走っていません。
常磐自動車道も昨日からやっと一般の車が水戸まで通行することができるようになりました。
ガソリンスタンドでガソリンを買うには、6時間ほど並ばなければいけないとのことです。


やっと電気や水道も使用できるようになったという情報が入り、今日両親を乗せてみんなで茨城へ行ってきました。
お彼岸なので、義姉のお墓に立ち寄りました。
すると周囲の墓石が倒れたりずれたりしていました。
あの重い墓石がこんなに動いてしまうんだと驚きました。
かあちゃんからの報告の通り、いたるところで塀も壊れていました。
家の屋根もブルーシートで覆われているのが目立ちます。
きっと、自分たちが体験したものとは比べ物にならないような、ものすごい地震だったのだと思います。


多くの学校も今週までは休校だったとか。
体育館が避難場所に指定されているのでランチルームで卒業式が行われる学校もあると聞いています。


それに比べて、今の自分達がいかに恵まれた環境で生活できているか。
現在の生活にいろいろと不満もありましたが、反省しなければと感じました。


茨城の方はもちろん、宮城や福島の方々は、もっとつらい日々を送られていると思いますが、ぜひ頑張って乗り越えていただきたいと思います。
自分にできることは何なのか、しっかりと考えていきたいと思いました。